太陽光発電システムは補助金の活用でどのくらい安くなるか
太陽光発電導入に関する自治体の補助金・助成金は金額などに相当のバラツキがあります。
補助金・助成金の金額が大きい自治体を見てみましょう。
2011年度の例を調べてみると、東京都は財政規模が大きいことから思い切った措置を打ち出していて、23区の中でも助成金第1位は新宿区です。
【東京都新宿区で太陽光発電システムを設置した場合】
国の補助金 1kWあたり 4万8000円
東京都の補助金 1kWあたり 10万円(上限額100万円)
新宿区の助成金 1kWあたり 14万円(上限額50万円)
上記を利用し、標準的な4kWの太陽光発電システムを設置するとすれば、補助金・助成金の合計は115万2000円になります。
太陽光発電システムの平均価格は、2011年度は1kWあたり約52.9万円(※)だったので、
標準的な4kWのシステムなら211万6000円です。
つまり、自己負担額は96万4000円(46%)ということになります。
年々補助金は下がっていく傾向にありますが、太陽光システムの価格も下がることを考えれば補助金・助成金でまかなえる部分は非常に大きいのではないでしょうか。
※J−PEC(太陽光発電普及拡大センター)資料